Shigeo Ueda
上田 茂雄(うえだ しげお)
- 【資格】
- 日本脳神経外科 専門医
- 日本脊髄外科学会 指導医
- 日本脊髄障害医学会評議員
- 【受賞】
- 1 Young Investigators Award (Brain Research Interactive Symposium 2001)
- 2 佐賀大学優秀論文賞 (2005年)
- 3 Best poster presentation (14th International Argospine Symposium. Paris, France. 2010)
- 4 ポスター金賞 (第23回 JPSTSS学会 2016年)
- 5 優秀演題賞(日本脳神経外科学会総会 2019年)
- 6 Best presentation award (symposium) (第27回 JPSTSS学会 2020年)
- 【経歴】
- 平成10年3月
- 佐賀大学医学部医学科卒業
- 平成10年5月
- 佐賀大学脳神経外科研修医
- 平成11年6月
- 唐津赤十字病院脳神経外科
- 平成12年4月
- 佐賀医科大学大学院入学・脳神経外科勤務
- 平成14年12月
- カナダ・トロント大学脳神経外科 トロント小児病院勤務
- 平成16年12月
- 医療法人松籟会河畔病院脳神経外科勤務
- 平成18年1月
- 佐賀大学脳神経外科 助手 (病棟医長)
- 平成18年12月
- 大津市民病院 脳神経外科
- 平成25年1月
- 交野病院信愛会脊椎脊髄センター 医長
- 令和4年1月より
- 交野病院信愛会脊椎脊髄センター センター長
京都大学脳神経外科 非常勤講師
信愛会脊椎脊髄センターは2013年1月に設立され、脊椎脊髄疾患の治療を中心に診療を開始いたしました。 診断から治療そして治療後のリハビリテーションをシームレスに実施するための施設とスタッフが揃っており、ほとんど全ての脊椎脊髄疾患に対応しております。
現在、当センターではガイドラインに準拠した標準治療を徹底的に突き詰めることで、トラブルの少ない高水準な医療を提供できていると自負しております。もちろん、画一的な治療方針を押し付ける事なく、患者様のご希望を伺い、生活や社会背景に応じた治療方針を提案しております。
当センターの特徴はチーム医療にあると考えております。現在、近畿圏を中心に全国から多くの患者様が受診されております。脊椎・脊髄手術は年間1000例を超えており、これによって医師や看護師のみならずリハビリテーションスタッフ、薬剤師や事務系スタッフも脊椎疾患に詳しい人材が豊富です。多くの経験に裏付けされた患者様へのサポートが、治療の安全性や水準を高めております。
今後、脊椎外科の分野は、高齢者人口のさらなる増加とともにそのニーズが増加する見込みです。世界的視野で俯瞰しても、元気な高齢者が多い本邦においては、高齢者に対する外科治療とりわけ80歳を超える超高齢者に対する治療戦略については積極的に世界に向けてその指針を発信する素地があると考えております。一地方の病院ですが、ハイボリュームセンターとしての社会的責任を果たすべく、医学の発展に寄与したいと考えております。
「医療は地域に医学は世界に」は、私に脳神経外科医としての道を与えてくださった恩師の御言葉です。
センター一同、目の前の患者様を良くするために全力で取り組みます。
社会医療法人信愛会
信愛会脊椎脊髄センター
センター長 上田 茂雄
信愛会脊椎脊髄センター
センター長 上田 茂雄
当センターの治療に当たっては、適切な診断を行うことが最初の重要なステップと考えています。適切な診断を行うためには、痛みやしびれ、
筋力低下あるいは歩行障害などの症状を的確に把握する必要があります。そのために、最初に外来診察に来られた時に、問診票を
お書きいただいています。その後、神経学的な診察を行い、背骨に異常が疑われるかどうか、さらに背骨の異常により脊髄や神経が圧迫されている疑いがないかどうか判断されます。
背骨の異常が疑われる場合には、レントゲン撮影を行います。これにより背骨の異常が診断され、さらに脊髄や神経の圧迫が疑われる場合には、CTあるいはMRIの検査を行います。
場合により両者の検査を行うことにより診断を確定します。